安いフォトブックおすすめ9社を徹底比較!【2021年版】

「みんなに配りたいから」「試しに1冊つくってみたい」と希望する人へ、フォトブックを安く製作するコツを解説しています。
「安くて良い」と評判の9社もご紹介しているので、製本や印刷方法、サイズや1ページの写真枚数などを比べてください。
「安いから少々のことは目をつぶる」とも考えられますが、せっかくなら納得できる作品を目指しましょう。
安いフォトブックの安い理由を解説
安く提供するには、それなりの理由があります。ここでは代表的なポイントにしぼって、フォトブックが安くなる理由を解説しましょう。
製本方法の違い
製本とは本にすること。つまり作り方の違いが、料金に現れるわけです。
ようは手間と素材品質。製本工程が単純であればあるほど、効率良くたくさん生産できます。
・PUR製本の無線綴じ
・糸綴じ
・リング綴じ
・合紙綴じ
もちろん使われる接着剤の種類や生産量、さまざまな複合的要因によって順番も前後します。
ハードカバーは「上製本」と呼ばれ、硬くて耐久性も高く、厚い表紙で本文をくるみます。
それに反しソフトカバーは「並製本」と呼ばれ、表紙が柔らかく、大量に作られる雑誌などで使用されます。
カバーによって綴じ方も変わり、それぞれの特徴に合ったものが選ばれます。
もちろん高いのはハードカバーです。最も安い組み合わせは、無線綴じのソフトカバー。
ただし、耐久性はそれほど強くありません。ページ数にもよりますが、めくっているうちに、外れる可能性がゼロではないでしょう。
印刷機の違い
写真印画紙を使う銀塩プリントを除けば、残りは紙にインクを乗せるプリントになります。
・液体トナー4色印刷
・液体トナー6色印刷
・DreamLabo50007色印刷(インクジェット)
・銀塩プリント
粉体トナー4色印刷は粒が荒いため、解像度が高くありません。
そのため液体トナーよりも画質が劣り、低価格でフォトブックを製作できます。
メーカーサイトは印刷方式を大きく案内しない場合もありますが、画質に強く影響するので注意しましましょう。
安いフォトブックを選ぶ際のポイント
こだわりがないなら、安いフォトブックでも充分楽しめます。
どんなことに気をつけて安いフォトブックを選ぶべきか、4つのポイントをあげてご説明しましょう。
写真の配置枚数は?
1ページに何枚の写真を配置できるか。1冊に何枚の写真を入れられるか。安いフォトブックを注文する場合は、この辺りも確認しておきましょう。
もちろん、レイアウトによって配置できる枚数は変わります。低価格のフォトブックはパターンが単純。1ページに1枚が平均で、多くても4枚までが最大です。
そのためレイアウトの自由度はありませんが、パターンが決まっているので配置にも迷いません。
たくさんの写真を入れたい場合は、基本ページ枚数では足りない可能性があるので、ページを追加して対応してください。
その分は追加料金も発生しますが、それでも安くつくれますよ。
フォトブックのサイズをチェック
(出典:しまうまフォトブック)
サイズが小さいほど安くつくれます。大きくなれば価格も高め。
複数のサイズで金額が変わらないメーカーもあるので、その辺りを確認しましょう。
製作可能なサイズ
サイズ | 使用例 |
A6(105 × 148mm) | 文庫本 |
A5(148 × 210mm) | 文芸誌 |
スクエア(140 × 140 mm) (148 × 148 mm) |
なし |
サイズが小さければ、当然材料も少なくて済みます。印刷するトナーも少量で、紙もそれほど必要ありません。そのため材料も少なく価格も抑えられます。
文庫本サイズのA6が最も安く、ほとんどのメーカーがこのサイズを採用しています。
ダイナミックな雰囲気はありませんが、いくつかの写真をコンパクトにまとめられます。サイズが小さいからこそ、デジタルデータとは違う紙の風合いを持ち歩けるでしょう。
送料も含めた値段で比較しよう
サイズが小さければ、送料も安くて済みます。ただし、メーカーによって配送方法は異なり、たくさん注文すれば送料が高くなる可能性もあります。フォトブックだけではなく、注文する時は送料も含めて計算ましょう。
送料の例
配送方法 | 送料 |
ゆうメール | 108円/275円 |
クロネコDM便 | 110円/150円 |
クロネコ ネコポス | 275円 |
メーカーの中には、「送料無料」と記載している場合もあります。これはフォトブックに送料が含まれた料金。そのためフォトブック自体が、他のメーカーより若干高めです。
もしくは送料以外の部分。例えば月額料金を支払うメーカーもあり、継続して注文するならお得かもしれません。
また、スマホアプリのみで対応しているケースもあります。
PCでメーカーサイトの情報を見ることはできますが、アプリをダウンロードしなければ注文はできません。送料無料で安く製作できますが、年配者には不向きかもしれません。
送料は配送方法の課題もあり、メーカーによって見直しされることがあります。宅配のみになることはありませんが、注文前に必ず確かめましょう。
商品の梱包方法は?
しっかり梱包してくれるメーカーを選びましょう。多くはプチプチに包まれていますが、安いフォトブックは、簡易な梱包にしか対応しないケースもあります。
例えばフォトブックを薄いビニール袋で包む。もしくは本体を梱包せず、プチプチが内側につい宅配袋に入れる。メーカーによって異なるため、それぞれ確かめてください。
梱包例
外装 | 内装 |
段ボール箱 宅配袋 |
気泡緩衝材(プチプチ) ビニールフィルム |
梱包資材も価格に反映されるため、過度なことはできません。
そのためどうしても簡易包装となり、最低ラインの梱包で済まされることもあります。
梱包の仕方によっては、フォトブックが傷つく場合もあります。配送業者は慎重に取り扱うかもしれませんが、運ばれてくる間は荷物が積み重なった状態。運転中の急停止で、荷崩れしないとも限りません。梱包を開けたら、表紙の角が折れ曲がっていることも想定できます。
宅配便とは違いポスト投函なので、ポストに入れた瞬間、フォトブックに衝撃が加えられないとも言えません。どんな梱包で発送されるのか、チェックしておきましょう。
安いフォトブックのメリット・デメリット
安いフォトブックでも、楽しみながらつくれます。それぞれのメリット・デメリットを確認して、お気に入りのものを選んでください。
安いフォトブックのメリット
・持ち運びが便利
・日常づかいが可能
・簡単につくれる
・自動レイアウトが使える
価格が安いだけに、思い立ったらすぐ注文できます。レイアウトもいくつかのパターンしかないので、迷う必要もありません。うまくできた料理やデザート、いつもそばにいてくれるペット、子供の日常など、ちょっとした出来事を形にできますよ。
安いフォトブックのデメリット
・サイズが小さめ
・レイアウトを選べない
・掲載できる写真の枚数が少ない
・配送時の保証なし
高いものと比較すれば、安いフォトブックは見劣りするかもしれません。
しかし、編集作業の手間はなく、いつでも始められます。見栄えの良さや自分のこだわりを入れたいなら、おすすめできません。写真整理で利用するなら、メーカーごとの特徴に注意してください。
安いフォトブックおすすめランキング9選!
1位:しまうまプリント
(出典:しまうまフォトブック)
・5種類のフォント
・背表紙に縦/横でタイトルが入る
・コンビニ決済可
・最大144ページ
しまうまプリントのおすすめポイント
とにかく安くつくりたいなら、しまうまプリントです。
最も安いバージョンは24ページ。最大89枚の写真を入れることができます。
写真を1枚ずつ自宅で印刷しても、写真用紙89枚は198円で買えません。
そのため間違いなく、フォトブックのほうがお買い得です。
コンビニ後払いなら220円。代引きは330円の手数料が必要になります。
クレジット払いなら手数料は無料。
最安値の文庫本ライトを注文した場合は、198円(本体)+110円(送料)=308円。
支払い方法に応じた手数料を加え、仮にコンビニ決済であれば1冊528円で製作できる計算です。
サービス内容比較表
最安値のフォトブックの 商品名 |
文庫ライト |
製本方法 | 巻きカバー/中表紙無地・無線綴じ |
印刷方法 | レーザープリンター4色 |
最安価格 | 198円 |
送料 | 110円 |
1ページの写真枚数 | 4枚まで |
サイズ | A6 |
2位:nohana(ノハナ)
(出典:ノハナ)
・デザインも追加可
・ボイスメッセージ追加可
・紹介コードでクーポンGET
・プレゼント包装可
ノハナのおすすめポイント
「毎月1冊無料」というのは、無料クーポンの利用になります。クーポン利用後、次のクーポンを取得するまでの間は、1冊550円+275円(送料)=825円の価格です。つまり毎月1冊ずつ製作するのであればずっと275円。550円お得につくれるわけです。
梱包は防水性の高いパッケージに入れてもらえるので、雨の日も心配ありません。「あんしんオプション」を採用すれば、ネコポスの伝票番号から荷物を追跡できます(8~9日で配達)。通常配送は2週間前後のお届けとなります。
サービス内容比較表
最安値のフォトブックの 商品名 |
通常フォトブック |
製本方法 | ソフトカバー・無線綴じ |
印刷方法 | インクジェット |
最安価格 | 毎月1冊無料 |
送料 | 275円 |
1ページの写真枚数 | 1枚 |
サイズ | 14cm×14cm |
3位:しろくまフォト
(出典:しろくまフォト)
・最大200ページまで追加可
・自動補正なし
・発送の翌々から1週間以内にお届け
・コンビニ前払いに対応
しろくまフォトのおすすめポイント
安さが売りのフォトブックで、最大200ページまで増やせるのは「しろくまフォト」以外にありません。
仮に180ページ追加したとすれば、20円(1ページ)×180ページ=3,600円。
200ページなら、438円(20ページ)+108円(送料)+3,600円(180ページ)=4,146円。
安いとは言えない価格になりますが、200ページを他のメーカーで注文すれば、この金額では済みません。
もちろん基本の20ページでも、充分すぎるほど満足できる仕上がりですよ。
サービス内容比較表
最安値のフォトブックの 商品名 |
はがきサイズ |
製本方法 | 巻きカバー/中表紙無地・無線綴じ |
印刷方法 | レーザープリンター4色 |
最安価格 | 438円 |
送料 | 108円 |
1ページの写真枚数 | 不明 |
サイズ | 148mm×105mm |
4位:プリミィ
(出典:プリミィ)
・5パターンのレイアウト
・毎月更新されるブックカバー
・PC非対応
・インペリアルマットの表紙
プリミィのおすすめポイント
フォトブックは24ページです。そのうち写真を入れることができるのは23ページ。1ページに4枚入れるとすれば、表紙も含めて最大93枚可能(アプリから注文の場合)。WEBからの注文は、23枚の写真採用となります。
送料は110円発生しますが、毎月330円のアプリ利用料を払えば1冊は無料。現段階で無料特典の繰り越しはできないようですが、子供の成長記録などをちょくちょく撮影する人にはおすすめ。
サービス内容比較表
最安値のフォトブックの 商品名 |
フォトブック |
製本方法 | ソフトカバー・無線綴じ |
印刷方法 | 4色印刷(トナー) |
最安価格 | 440円(毎月1冊無料) |
送料 | 110円 |
1ページの写真枚数 | 4枚まで |
サイズ | A5/A6 |
5位:トロット
(出典:トロット)
・表紙写真のレイアウト3パターン
・自動配置
・表紙は200種類から選べる
・最大62ページ
トロットのおすすめポイント
A6サイズなら64ページ(写真は62枚)。B6サイズなら24ページ(写真は22枚)の仕様になります。どちらも金額は同じ。ちょっと大きめならB6ですが、たくさんの写真を入れたいなら断然A6。注文まではスマホ1つです。1ページの単価は最も安い7.9円。安いフォトブックの中でもよりお得ですよ。
本文にはニューVマット紙が使われているので、落ち着いた色合いの写真を掲載できます。決済方法は6種類。クレジットカード・ auかんたん決済 ・d払い・ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い ・LINE Pay ・楽天ペイ。どれも都合に合わせて利用できます。
サービス内容比較表
最安値のフォトブックの 商品名 |
フォトブック |
製本方法 | ソフトカバー・無線綴じ |
印刷方法 | フルカラー |
最安価格 | 500円 |
送料 | 無料 |
1ページの写真枚数 | 1枚 |
サイズ | A6・/B6 |
6位:ドリームページ
(出典:ドリームページ)
・デザインは10パターン
・7種類のフォント
・仕上がりは3パターン
・表紙はマットニス加工
ドリームページのおすすめポイント
本来なら4冊以上の注文で5%割引ですが、フォトブック148スクエアは元々安いのでディスカウント対象外です。それでも1冊280円+290円(送料)=570円。WEBブラウザのみ対応で、アプリはありません。
選べるでデザインは、シンプル・アニバーサリー・ベビーカラー・カジュアル・りぼん・黒板・ハッピィデイ・くまの絵本・いぬの絵本・ねこの10パターン。それぞれいくつかの色があり、格安なのにバリエーション豊富ですよ。
サービス内容比較表
最安値のフォトブックの 商品名 |
フォトブック148スクエア |
製本方法 | ソフトカバー・無線綴じ |
印刷方法 | 液体トナー4色 |
最安価格 | 280円 |
送料 | 290円 |
1ページの写真枚数 | 1枚 |
サイズ | 148mm×148mm |
7位:サラ
(出典:サラ)
・専用BOXに入れる個別包装
・1回の注文で複数配送指定可
・自動レイアウト
・表紙ジャケット付
サラのおすすめポイント
フォトブックの仕様は24ページ。写真掲載は23ページ。4枚ずつ写真を入れたら、92枚は掲載できます。送料を含め1冊383円。1ページの単価は16.7円です。スマホにある写真を選ぶだけで、あとはサラっと自動でレイアウトされます。
もちろん写真の追加や入れ替えは問題なし。トリミングやコメントを入れることも可能なので、好きなようにアレンジできますよ。2冊以上注文すれば、最大20%オフで利用できます。初めての人は見本を請求できるため、問い合わせてみてください。
サービス内容比較表
最安値のフォトブックの 商品名 |
sarahスクエア |
製本方法 | ソフトカバー/巻カバー付・無線綴じ |
印刷方法 | 高画質印刷 |
最安価格 | 275円 |
送料 | 108円 |
1ページの写真枚数 | 4枚まで |
サイズ | 140 x 140mm |
8位:DPE宅急便
(出典:DPE宅急便)
・オプションでケースあり
・ジャケット付
・表紙はラミネート加工
・発色は明るい
DPE宅急便のおすすめポイント
フォトブックは全24ページです。そのうち写真を入れることができるのは23ページ。1冊の価格は、510円+275円(送料)=785円。ただし、 かんたんフォトブックは代金引き換えではなく、クレジットカード決済にしか対応していません。
表紙はマット調ファインペーパーなので、格安でもそれなりの風合いを演出できます。安いフォトブックはチープな印象になりがちですが、この価格にしては充分な画質です。自分で色補正はできませんが、網点も目立たず気になりません。
サービス内容比較表
最安値のフォトブックの 商品名 |
かんたんフォトブック |
製本方法 | ソフトカバー・無線綴じ |
印刷方法 | 印刷タイプ4色 |
最安価格 | 510円 |
送料 | 275円 |
1ページの写真枚数 | 1枚 |
サイズ | A6 |
9位:富士フィルム
(出典:富士フィルム)
・余白をアレンジできる
・マット調の紙質
・PCからの直接読み込みはNG
・注文まで3ステップ
のおすすめポイント
フォトブックは全12ページです。富士フィルムで660円の低価格は、他では手に入らないクオリティ。思い立ったら近所の受付け機で、画面に従い写真を選ぶだけ。出先からでも最短30分で完成するため、旅行や出張で撮りためた写真を本にできます。
ZINEとは小部数で発行する小冊子。ちょっとした読み物です。「PhotoZIN」はそれを写真で表現したフォトブック。「今すぐ形にしたい」という時や、先方との打ち合わせにも使えます。めくりやすい厚みのある紙なので、スマホの中の写真をお土産するのもおすすめ。
サービス内容比較表
最安値のフォトブックの 商品名 |
PhotoZINE/MAGAZINEタイプ |
製本方法 | ソフトカバー・中綴じ |
印刷方法 | 両面カラー印刷 |
最安価格 | 660円 |
送料 | 無料(セブンイレブン受け取り) |
1ページの写真枚数 | 4枚まで |
サイズ | A5相当 |
まとめ
手軽に写真を持ち歩けるフォトブック。できるだけ安くつくりたいですよね。じっくりレイアウトを考える時間がない。でも、写真集にしておきたい。そんな気持ちに応えてくれるのが、安いフォトブックです。
「安いから品質が悪いのでは…」とイメージする人もいますが、安くてもしっかりフォトブックの形になっています。部活やクラブチーム、学校や職場とは違う趣味の仲間など、みんなでつくるのもおすすめ。毎日忙しいママには、子育ての記録になりますよ。